ねこぐるまのブログ

一児の母です。最近派遣で働きはじめました。

あたまの中に浮かんでは消えてゆく由無し事を
消える前に書きとめる

30代目前だった自分を思い返してみると

職場に、昼休みの話題の90%が家族と会社の同期のことって感じの30歳前の女の子がいる。おしゃべりの内容は女が集えばこうだよねという他愛のないものなのだけど、どんなときも彼女は「うちの母が〜」「うちの同期が〜」とすっごい楽しそうに話す。えらい閉じた世界に生きてる気がして毎日どんなふうに過ごしてるのかちょっと気になってしまった。

 

私が彼女くらいの年頃だった7〜8年前を思い返してみると、住む世界に変化を加えなくてはとものすごい危機感を覚えてて、習い事をしたり飲み会にガンガン参加して飲み仲間つくったりとか、とにかくいろんな人と交わるべく奔走していた。その奔走の中で旦那と出会ったし、そのとき触れた新しい世界は私の今をちょっとだけ豊かにしてくれてるのでまぁよかったのだけど、心は焦燥感に満ち満ちてて穏やかではなかった。30代を前に人生に行き詰まりを感じた末の一念発起だったわけだけど、彼女は(私から見たら)閉じた世界の中でもこういう追い立てられ感なく暮らしてるのだとしたら、ちょっとうらやましいような気もする。

 

足掻いて足掻いて切り拓く未来もよし、泰然自若として拓けてくる未来もよし。もしかしたら彼女も葛藤だらけの日々を過ごしてるのかも知れないけど、大きな変化を望むことなく心穏やかにいられるってある種の才能よなぁと思いながら、朝の準備に追われてキリキリ作ったお弁当を平らげたのでした。